[メイン] KP : 準備は良いかOCLO

[メイン] エーデルガルト : 教えるわ!

[メイン] KP : よし

[メイン] KP : じゃあ出航だァ~~~~!

[メイン] エーデルガルト : 出航よぉ〜〜〜〜〜!!!!!

[メイン] KP :  

[メイン] KP : 貴女は最近髪の具合が気になるので近所の床屋に行くことにしました

[メイン] エーデルガルト :


[メイン] KP : 目に付いた床屋は少し古臭いですが、何となくそこに入店しよう、そう思ったようです

[メイン] エーデルガルト : 「雰囲気のある店ね…良いじゃない。今日はここに決めたわ」

[メイン] KP : そうして入店すると、外見にそぐわずレトロな内装の中で、一人恐らく店員であろう女性が居ました

[メイン] 店員さん : 「…んあ、お客さんかい」
ふいとそちらを向いて

[メイン] エーデルガルト : 「お邪魔するわ」
白く長い髪をたなびかせながら、悠々と店内へ

[メイン] 店員さん : 「開いてる席にどうぞ」
手に持っていた物を置きつつ席を指さし

[メイン] エーデルガルト : 「ええ、今日はお願いね」

[メイン] 店員さん : 「おう、姉さん随分と伸ばしてるけど切るのかい?」
ガラガラとはさみなどを乗せたトレイを手に運んで

[メイン] エーデルガルト : 「…そうね。少しばかり鬱陶しくなって来たもので、バッサリとまでは行かずとも軽くしてもらおうと思ってね」
モノクルをかけ、包丁のような装飾品を頭につけた店員の格好に少し畏怖を覚えつつも平静を装い返事を返す

[メイン] 店員さん : 「わかった、軽めにすくとしよう」
ちらりと鏡から真正面の姿も伺いつつ

[メイン] 店員さん : 「じゃあ切ってくけど、今日は髪も洗うかい?」

[メイン] 店員さん : 「うなじなんかも整えるのもやってるが…」

[メイン] エーデルガルト : 「そうね……どうせだし、金に糸目は付けないから貴女の思う最高のコーディネイトにしてくれるかしら?」

[メイン] 店員さん : 「ん、別嬪さんにそう言われちゃ下がれないな、任せてもらうよ」
少し思案した様子を見せて、首を振る

[メイン] 店員さん : 「んじゃ、始めてくぞ」
タオルを軽く巻いた後首から下を覆うように広い布地をかぶせて

[メイン] エーデルガルト : 「ふふ、楽しみにしてるわ」

[メイン] 店員さん : 「ほいさ、まずは大まかに梳いてきます」
片手に霧吹き、もう片手に櫛をもち

[メイン] 店員さん : シャ、シャと冷たい水を浴びせつつ、引っ掛かり痛まぬようにゆっくりと櫛を白い髪に通らせる

[メイン] エーデルガルト : 知らない相手に髪を触られるというのは、それほど気分の良いものではないが、店員の慣れた手つきからか自然と緊張も解けていく

[メイン] 店員さん : 髪の端まで軽く手で支えつつ、絡まる物もほぐして滑らかな様子を取り戻させていく

[メイン] 店員さん : 「うん、髪質が良いからそう絡まってねぇな」

[メイン] エーデルガルト : 「そう?あまり人と比べることもないから分からないけど…髪にも良し悪しがあるのね」

[メイン] 店員さん : 「ああ、癖っ毛だったり整えてねぇと櫛通すのにも一苦労だからな…」
そう言いつつ次の作業道具を漁り

[メイン] 店員さん : 「んじゃ、早速切っていくとしよう」
その手には鋏と髪留めのようなもの

[メイン] エーデルガルト : 「いよいよね。貴女の腕前、見せてもらうわ」

[メイン] 店員さん : 「あいよ」
そう言いつつ髪に触れて様子を軽く見て

[メイン] 店員さん : ぱちりと髪を留めてから、ハサミを向けていく

[メイン] 店員さん : チョキリ、チョキリ
一定のリズムで枝を剪定するように長く伸びた髪を切り始める

[メイン] 店員さん : 決めた箇所を切り終えたのか、髪留めを外してその隣にまた留める

[メイン] エーデルガルト : その振動を感じつつ、身を投げ出すように任せている

[メイン] エーデルガルト : 「しかし…随分と手慣れているのね。私とそう私も離れていないように見えるのに…」

[メイン] 店員さん : 「ん、まぁ趣味としてやってる店だけんど、それでお客さんに失礼するのは良くないしね」
チョキリ、チョキリ
リズムを保ったまま、長く伸びた髪を軽くしていく

[メイン] エーデルガルト : 「そう…好きこそ物の上手なれと言うけれど、自分の好きなことと得意なことが一致しているのは素晴らしいことだわ」

[メイン] 店員さん : 「そう言ってもらえると光栄だよ」
端から円を描くような流れで右から左へ髪のバランスを取っていく

[メイン] 店員さん : 拡がる様な毛先は、その重みを切り落とされてか落ち着いた収束を見せている

[メイン] 店員さん : 「そういや、お客さんも大分綺麗な身なりだけど…何か用事かい?」
一先ず毛先を切り尽くしたか、更に頭頂部に向けて切っ先を向け直す

[メイン] エーデルガルト : 「用事…というほどでもないけれどね、今度の春から通う学校の下見に行くところなのよ」

[メイン] エーデルガルト : 「それほど身なりに気を使う必要もないかも知れないけれど、まあ礼儀としてね」

[メイン] 店員さん : 「成程…学生さんか、大分いい所なのかい?」
首の後ろに近しい髪を留めては整ったリズムで切り詰めていく

[メイン] 店員さん : 大まかに切り尽くしたからか、覆うように広がる長髪は夏ながらも涼しげな軽さに見える

[メイン] エーデルガルト : 「まあ、そうね。良いところと言えば良いところよ。自分で言うのもなんだけれど、国内でも指折りでしょうね」

[メイン] エーデルガルト : 「と言っても、大事なのはそこが何処かではなく、そこで何をするかだとは思っているけれど」

[メイン] 店員さん : 「そりゃあいい、どちらにせよ改めて気合い入れて整えないといけないな」
再び櫛に持ち替えて落ち切らない髪をすすと落とし、軽くなった髪の具合を確かめる

[メイン] 店員さん : んん、少し唸り軽く切ってはバランスを整えている

[メイン] エーデルガルト : 「ふふ、ありがとうね。本気で取り組んでくれてるのが伝わってくるわ」

[メイン] 店員さん : 「別嬪さんの大事な用事だしな、しっかり送り出してやらんと」
納得出来たか、後ろから周り

[メイン] 店員さん : 「長さは保ちつつ軽めの印象にしてるが、もう少し短くするかい?」
鏡を構えて後ろ髪を見せつつ

[メイン] エーデルガルト : 「んーそうね……」

[メイン] エーデルガルト : 「まあ、せっかくだものね。トライしてみるわ」

[メイン] 店員さん : 「わかった、セミロングって奴に整え直そうか」

[メイン] 店員さん : そう言ってからもう一度後ろに周り

[メイン] 店員さん : 「じゃあ、大きく切っていこうか」
流れる髪の中頃を捉えて

[メイン] エーデルガルト : ………学校生活…か、想像も付かないわね

[メイン] エーデルガルト : 髪を整えるのも、きっと身だしなみを気にしての事ではなく、ある種の願掛け…に近いのだろうか

[メイン] エーデルガルト : その大事なことを初対面の相手に頼むというのも、中々どうしておっかなびっくりなことだ

[メイン] エーデルガルト : でも……そうね、何故だか今日はこの店に入ったのは正解だと感じる

[メイン] エーデルガルト : きっと彼女の腕前や気負わせない軽い語り方に魅せられたのね

[メイン] 店員さん : 少し大きな切る音と、比例するように軽くなる感覚

[メイン] 店員さん : しかしそれも一度で切り落とすのではなく、何度かに分けて切り落とすやり方だ

[メイン] 店員さん : 「夏はやっぱ短い方がいいからな…汗ばみずらくなるし、見た目にも涼しいさ」

[メイン] エーデルガルト : 「まあ…そうね。たしかにこの髪だと夏は特に…」

[メイン] 店員さん : 「熱中症とか危ないからな~、その礼服もちと暑そうだし」
さっさと、櫛で整えて大きくバランスを変えても崩れぬように手早く動き

[メイン] 店員さん : 「ここ最近の時世もある、体は大事にしなよ」
長いころから、印象をそのままに短く切り揃えて

[メイン] エーデルガルト : 「ん、気にしておくわ」

[メイン] 店員さん : 「ああ…さて」
もう一度回ってきて

[メイン] 店員さん : 「どうだい、結構纏まったが」
鏡を見せて

[メイン] エーデルガルト : 「…何というか、とても自然な仕上がりだわ。今までの私もこうだったみたい…とまでは言わないけれど……すごく馴染むわ」

[メイン] 店員さん : 「お、上手くやれた様でよかった…」
満足そうに軽くうなずき

[メイン] 店員さん : 「後ろ髪は良し、となると前髪だが…」

[メイン] 店員さん : 「今のままで後ろに流す感じにするかい?」

[メイン] エーデルガルト : 「今のままで後ろに……そうね、それでお願い」

[メイン] 店員さん : 「わかった、軽くしつつ顔にかからない位に整えるか」

[メイン] 店員さん : そう言って横に陣取りつつ、再び髪留めと鋏を構える

[メイン] 店員さん : 流してある前髪を少し崩して挟み留め、それに手を添えながら切り流す

[メイン] 店員さん : 「そういや、所謂オンラインの授業ではねぇんだな、その学校」
はらりと落ちる髪を顔に残さぬように払いつつ

[メイン] エーデルガルト : 「その学校というのも……まあ、簡単に言えば士官学校のようなものでね。実技も多いのよ」

[メイン] 店員さん : 「成程…そういった技術は見て試さないとどうしようもないもんな」
鏡と見比べつつ、軽く左側に周っていく

[メイン] 店員さん : 「そんで、士官かぁ…自衛隊みたいな感じかい?」
顔と、左右のバランスを正確に見比べつつ

[メイン] エーデルガルト : 「そんなところね。集まるのも大抵はそういう家系の人間ばかりよ」

[メイン] 店員さん : 「ほほ~ん…成程、お客さんも一廉のお嬢さんって感じかい?」
そのままもう一度手を添えて、長く伸びる前髪を切り

[メイン] エーデルガルト : 「ま、そんなところよ」

[メイン] 店員さん : 「そりゃあいい、誇れる仕事だよ」
崩した髪を櫛で整え直して、元の髪形でのバランスを見定める

[メイン] エーデルガルト : 「でも、こう言った美容師の技術もオンラインでは学べないでしょうね…案外対面式でやっている所も多いんじゃないかしら」

[メイン] 店員さん : 「ん、ああ…私の時もそうだね、マネキンを使ったりすることの方が多いけども、実技が主だよ」
再び崩しつつ、調整していくように左右を行き帰りして

[メイン] エーデルガルト : 「マネキンね…私の知らない道の話は興味があるわ。良かったら、理容師さんが学び舎にいる時はどんな風だったか聞かせてくれないかしら?」

[メイン] 店員さん : 「おおう、そうだな…基本腕で覚える仕事だから実技ばかりやってたぞ?マネキンの頭に髪を生やしたみたいなもんをいっぱい使ってな」
鏡と見比べて、前後問わず最終調整を行う

[メイン] 店員さん : 「髪ってのは意外とわからんもんでな、見た目に大きく変わらないと思えば少し切っただけでバランスを崩すこともある」

[メイン] エーデルガルト : 「成る程…奥が深いのね」

[メイン] 店員さん : 「その分綺麗に整えきった達成感は格別ってワケだがね」
鋏を置き、櫛をもってまた髪を落して

[メイン] 店員さん : 「…さて、大体切り終えたがどうだいお客さん」
前にある鏡に手を向けて

[メイン] エーデルガルト : 「……良い出来ね。文句の一つも付けようがないわ」

[メイン] 店員さん : 「ならよかった、後は細かく整えて…洗うとしよう」
道具を漁り直す

[メイン] 店員さん : 「悪魔は細部に宿るって言うしな、しっかり端から端まで任せてもらおうか」
もう一度後ろに回る

[メイン] エーデルガルト : 「ええ、完璧な仕事を期待してるわ」

[メイン] 店員さん : 「勿論」
一度被せた布地を外して

[メイン] 店員さん : 乗っていた髪を払い落してから、もう一度巻き

[メイン] 店員さん : 流れる後ろ髪を前に退かせて首元を出させる

[メイン] 店員さん : 「少し熱くなるぞ」

[メイン] エーデルガルト : 「ん…」

[メイン] 店員さん : 蒸しタオルを首元に被せて緩く拭き

[メイン] 店員さん : 手で押さえて少々待ちつつ、カタカタと何かをかき混ぜている

[メイン] エーデルガルト : 「それは一体何の過程なのかしら?」
音に反応し、尋ねる

[メイン] 店員さん : 「シェービングってわかるかい?細かい毛を綺麗に剃るときに使うのさ」
蒸しタオルが冷えたのを確かめて、それを外す

[メイン] 店員さん : 「それに使うクリームを解いていてね」

[メイン] エーデルガルト : 「なるほど……」

[メイン] 店員さん : 「それじゃ、塗っていくよ」
その手には太めの筆のようなもの

[メイン] エーデルガルト : 「了解よ」

[メイン] 店員さん : 白いクリームの乗った筆を首に当ててていく、温かい泡がもったりと付き広がる

[メイン] エーデルガルト : 「…っ」くすぐったいような感覚に身が逆立つ

[メイン] 店員さん : 「首元を剃るからな、動かないように頼む」
筆を置いて、手には剃り刀を持ち直す

[メイン] エーデルガルト : 「え、ええ。わかってるわよ」
やはり首元に刃物が向いている感覚は苦手だ。こそばゆいような恐怖から声が震える

[メイン] 店員さん : 銀色の研ぎ澄まされた刃を肌に平行して滑らせていく

[メイン] 店員さん : そこだけが綺麗にクリームを取り去られて肌が露わになる

[メイン] エーデルガルト : ゾッとするような感覚になんとかこらえ、意地を張って平静を装う

[メイン] 店員さん : 「硬くならなくて大丈夫ですよ、ちゃんと剃り残しませんから」
繊細に、しかしクリームが垂れないように素早く川の字を描くようにすす、すすと刃を滑らせて

[メイン] エーデルガルト : 「そ、そう?ええ、別に大丈夫よ。私は」

[メイン] 店員さん : 「…っと、よし…綺麗になったな」
クリームが無くなる頃には、真白い肌が露わになる

[メイン] エーデルガルト : 「終わったのかしら?そうよね?」
裏返った調子で確認を取る

[メイン] 店員さん : 「ああ、大丈夫ですよ」

[メイン] 店員さん : 「お顔の方も出来ますが、どうしますかい?」

[メイン] エーデルガルト : 「そ、そうね……」
ほっとしつつ

[メイン] エーデルガルト : 「…ここまで来たんだもの。最後まで頼むわ」

[メイン] 店員さん : 「わかりましたよ、そんじゃあ少し倒しますね」
椅子の金具を手に取り

[メイン] 店員さん : キキと、音を響かせつつ背もたれを倒す

[メイン] エーデルガルト : ピンと立っていた背筋を崩し、椅子にもたれかかる

[メイン] 店員さん : 「目ぇ瞑ってくださいね」
その手にはもう一枚蒸しタオルが

[メイン] エーデルガルト : 「目を瞑る…そうよね」
暗くなるのは苦手だが、まあこの店で何か起きることもないだろう

[メイン] エーデルガルト : そして目を閉じたのです

[メイン] 店員さん : ゆったりとその顔に鼻を出しつつタオルを被せて

[メイン] 店員さん : 少しの間、コトコトとかき混ぜる音が響く

[メイン] エーデルガルト : この音、ああさっきのアレね

[メイン] 店員さん : 「さて、外しますね」
音が止んで、タオルを手に取る

[メイン] 店員さん : ふわりと外して、ほんのり熱の残るタオルを置いてもう一度筆を取り

[メイン] 店員さん : 耳の下にそれを置いて、覆うように顎から反対側へ塗りつけて

[メイン] エーデルガルト : 「……」相変わらずのこそばゆい感覚に笑い出さないよう、無心になろうとする

[メイン] 店員さん : 「顔全体の産毛を剃るから、もう少し塗るよ」

[メイン] 店員さん : 今度は頬から目の周りまで筆を動かして

[メイン] エーデルガルト : 「ひゃ…」

[メイン] 店員さん : 「…よし、それじゃあ剃るぞ」
片手に持つ剃り刀を向ける

[メイン] エーデルガルト : 「え、ええ…」

[メイン] 店員さん : 落ち着いた空気で、剃り刀を頬に当ててするりと滑らせていく

[メイン] 店員さん : 冷たい刃が、ほんのりと温まりクリームを削ぎ落とすと

[メイン] 店員さん : ひときわ肌が明るく見えるのを確認して、更に反対側へ刃を置く

[メイン] エーデルガルト : 半分、終わったわね…

[メイン] 店員さん : 再び大きく剃り、大まかに肌を洗えば

[メイン] 店員さん : 今度は鼻の元やもみあげ等をちょりちょりと、刃先を使って細かく剃り

[メイン] 店員さん : 「…よし、別嬪さんがさらに見違えるな」
そう呟いて、三枚目の蒸しタオルを手に取り

[メイン] エーデルガルト : 「……どうかしら?」

[メイン] 店員さん : 「ちょいと待ちな、後は拭くから」
タオルを拡げて

[メイン] 店員さん : それを使い顔を陶器でも扱うように丁寧に吹き上げて

[メイン] 店員さん : 「んと…よし」
残ったクリームも優しく吹き、タオルを離す

[メイン] 店員さん : 「んじゃあ起こすから、鏡を見てみな」
椅子に触れて背もたれを立たせる

[メイン] エーデルガルト : 「っと…」身を起こす

[メイン] エーデルガルト : 「……ええ、素晴らしい出来ね。貴女に頼んで正解だったと…強く思うわ」

[メイン] 店員さん : 「光栄だよ、ようし…」
道具を軽く片付けて

[メイン] 店員さん : 「最後に髪を洗うから、目の前の洗面台に頭乗せてくれ」

[メイン] 店員さん : そういってシャワーを流し始める

[メイン] エーデルガルト : 「はい、わかったわ」

[メイン] 店員さん : 「夏になってもシャワーはあっついの浴びるとすっきりするのが不思議だよな」
そう話しつつ、首を下ろす彼女の髪にゆっくりとお湯を掛けていく

[メイン] エーデルガルト : 「ふふ、何故かしらね。我ながら不思議だわ」

[メイン] 店員さん : 「冷やしシャンプーなんかもやってみたんだが、案外普通の方が人気でな」
指で髪の中まで湯を通していく

[メイン] エーデルガルト : 「へえ、冷やしシャンプー。そんなのもあるのね」

[メイン] 店員さん : 「尤も、やってる分には温かい方が都合イイんだがな」
かしゃかしゃと手首をスナップさせて髪を解す

[メイン] 店員さん : 「こうやって手を動かせるから、冷たいとちと大変でね」
苦笑いしつつも、頭皮にまで指の腹を当てて

[メイン] エーデルガルト : 「ああなるほど……それはそうね。良いサービスを考えるなら切られる側だけでなく切る側の視点も必要か…」

[メイン] 店員さん : 「こっちがミスしたら台無しの職だからな、まぁ今回は問題なくやるさ」
いつの間にかシャワーは固定されて、両の手で髪をシャカシャカとかき交ぜている

[メイン] 店員さん : 「シャンプーするならこうやって先に良く湯で流すといいぞ、大まかな汚れ落とさないと泡立ちが悪いからな」
切り揃えた後ろ髪までたっぷりとお湯を掛けて

[メイン] エーデルガルト : 「成る程…覚えておくわ」

[メイン] 店員さん : 「ほいじゃ、シャンプーしてくぞ」
ちゅ、とノズルから琥珀色のシャンプーを垂らして

[メイン] 店員さん : それを指で絡めてスナップの利いた動きでかき混ぜるとふんわりとした泡が髪に浸透していく

[メイン] エーデルガルト : 「あったかいのが心地良いわ…」

[メイン] 店員さん : 「髪を洗ってもらうのは幾つになっても私も好きでね」
にこりと笑いつつ、その泡を拡げて

[メイン] 店員さん : 指を櫛のようにして、爪を立てず腹を押し当てて髪を解き

[メイン] 店員さん : 奥の頭皮を揉み込むようにしつつ流れに沿わせて髪を伸ばして矯正する

[メイン] エーデルガルト : 「そういえば、良ければ貴女がこの道を目指した理由を教えてもらえないかしら?興味があるわ」

[メイン] 店員さん : 「ん?ああそうだねぇ…」
手は止めずに

[メイン] 店員さん : 「少々こっぱずかしいが…私には姉妹が居てね、幼少期に姉さんに良く湯浴みに付き合ってもらってた経験が中々好きで」

[メイン] 店員さん : 「髪を切るのも、洗うのも結うのも任せてたもんだから、いつか姉さんにもしてやりたいと思うて」

[メイン] エーデルガルト : 「姉妹…そう、素敵ね」

[メイン] 店員さん : 「そうしてるうちに…床屋になるのがいいと思ってな、意外と客さんを洗うのも楽しいし」
髪は薄っすらと白く包まれたのを見つつ

[メイン] 店員さん : 「特に別嬪さんを仕立ててやるのは楽しいし」
くすりと笑ってシャワーを手に

[メイン] 店員さん : 「…さあて、流すぞ~」

[メイン] エーデルガルト : 「お上手ね」
「ええ、お願い」

[メイン] 店員さん : 指を立てて泡に包まれる髪に押し当てて

[メイン] 店員さん : ゆっくりと梳きつつ、シャワーを浴びせて流していく

[メイン] 店員さん : 「お痒いところは無いですかね、お客さん」
すす、すすと穏やかに湯を流しつつ

[メイン] エーデルガルト : 「ええ。どこも」

[メイン] 店員さん : 「ほいならよかった」
後ろ髪に至るまで、湯を流して泡を落せば

[メイン] 店員さん : 「…よし、んじゃあ拭きますよ」
シャワーを止めて、乾いたタオルを構える

[メイン] エーデルガルト : 「はい。任せたわ」

[メイン] 店員さん : 「はいさい」
ふんわりとしたタオルを後ろ髪を持ち上げつつ被せて

[メイン] 店員さん : 布越しに長い髪を捉えて軽く揉み拭く

[メイン] 店員さん : 軽く切り揃えた髪はするりと湯を乾かしていき

[メイン] 店員さん : 二、三回回る様に拭けば、しっとりとした程度に

[メイン] 店員さん : 「後はドライヤーでやりますよ」
湿ったタオルを畳み、ドライヤーを持つ

[メイン] エーデルガルト : 「了解したわ」
案外、あっという間だった気さえする

[メイン] 店員さん : ブハーっと暖かい風が勢い良く拭きあがり髪に当たる

[メイン] 店員さん : 開いた片手で中まで届くように梳きつつ、時計回りに彼女の髪を乾かして

[メイン] 店員さん : 水分を払う程に白銀の髪はドライヤーの髪にゆらりと踊るのを見て暖め過ぎない具合で次の一角を乾かす

[メイン] 店員さん : 「…よし、乾いたな」
一回りして

[メイン] 店員さん : ことりとドライヤーを置き、彼女の後ろに立ち

[メイン] 店員さん : 「お疲れ様です、お客さん」
掛けていた布地を外して、巻いていたタオルを解く

[メイン] エーデルガルト : 「其方こそお疲れ様。良い出来栄えにしてくれて感謝してるわ」
改めて鏡を見つめながら

[メイン] 店員さん : 「ほいほい、残った髪も掃いますよ」
箒を手に取り彼女の服を軽く払って

[メイン] 店員さん : 「….......よし、しっかり仕上がった」

[メイン] 店員さん : 「ん、別嬪さんの髪を結えてこっちも満足だよ」
ガラガラと道具を奥の方に運んで

[メイン] エーデルガルト : 「んー、サッパリしたわ」
伸びをしながら、軽くなった頭の感覚に満足げに唸る

[メイン] 店員さん : 「そうだろう、軽くしたからな」

[メイン] 店員さん : 「同じようにするなら大体一二月周期で切るといいぞ」

[メイン] エーデルガルト : 「あらそうなの?了解したわ。またその頃に訪ねるわね」

[メイン] 店員さん : 「おう、待っとくぜ」

[メイン] 店員さん : 「…っと、学生さんは920円だぜ」
レジをチンと鳴らして

[メイン] エーデルガルト : 「920円ね、わかったわ」
財布からすすすと取り出しつつ

[メイン] 店員さん : 「ほい、釣りの80円」

[メイン] 店員さん : 「そんじゃ、またのご来店をお待ちしておりますよ」
手を振る

[メイン] エーデルガルト : 「ふふ、それでは」

[メイン] エーデルガルト : 「またね」

[メイン] 店員さん : 「ああ、またな」
くすりと笑って

[メイン] KP : …そうして少し古臭い床屋での時間は終わりを告げて

[メイン] KP : 貴女は軽くなった髪を靡かせながら、今日という一日の続きを始めるのでした

[メイン] KP : -END-

[メイン] KP :

[メイン] KP : 宴だァ~~~~~~!!!!

[メイン] エーデルガルト : 宴よぉ〜!!!!!

[メイン] 店員さん : 宴だァ~~~!!

[メイン] KP : ということで、趣味丸出しのRP卓に付き合ってくれてありがとう!お前は誇りだ!!!

[メイン] エーデルガルト : いえ…私も楽しかったわ

[メイン] KP : エーデルガルドも良い反応で嬉しかっただろ

[メイン] エーデルガルト : そう?私も楽しかったわ

[メイン] KP : こういう落ち着いたRPをじっくりやるのが好きだからなァ…思った以上に長引いただろ

[メイン] KP : うわあり!

[メイン] KP : それじゃあそろそろログ取るだろ